ホテルエスノグラフィー枳殻の杜

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職人技術と現代美術
ARTS & CRAFT

職人技術

井上光雅堂

昭和32年(1957)創業。
京都国立博物館内の国宝修理所にて数多くの文化財修復に携わっていた初代の技を受け継ぎ、掛軸や額、屏風、衝立、巻物等の新調・修復をおこなっています。また、全国の社寺や数寄屋建築等にまつわる襖や障子、壁面和紙貼り等の内装施工も行っています。
京都は日本文化の中心として、美を彩る数多くの表装技術を育んできました。今に伝わる名品の優美さは、確かな技術に裏打ちされた証です。
近年では新たな取り組みとして、[表具の伝統材料×ART]をテーマに現代の建築様式に合う表装を模索し、新たな和の設いを目指しています。

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坂本直昭 和紙作家

世界各地へ赴き、その土地の空気を纏いながら和紙を染める坂本直昭氏は、作家ではなく職人として、作品ではなく和紙を染め、素(画)材を制作。優しい風合いのものから力強く硬いもの、銀色に輝く白から漆黒のなかに隠れる藍、また燃えるような朱など、その土地・国の自然や水、空気をそのままに表現されます。1984年 紙の店「紙舗 直」を開店、生産が途絶えていた十川泉貨紙(高知県十和村)の復活に助成する。「陰陽紙」(韓国)の復活を後押ししてきました。紙という平面の世界に土地の空気や風土を纏わせた作品は、日本はもちろん海外でも高く評価されています。
紙舗 直 PAPER NAO

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森の工房Inwood

森の工房inwood inは京都市北山で無垢板のテーブルや、木のおもちゃ、切り抜きの雑貨を製作、販売するクラフトデザインハウスです。木の持つままの優しさ、美しさをモダンに、シンプルなデザインで制作もデザイナー自ら仕上げます。

現代美術

Grand Cobra

「自然な素材と関西人愛用の光もん」を愛す職人アーティスト。主に身近にある造形物や照明などを作り続ける。全ての作品はフリーハンド製作 下書きなし トレースなし 間違いなしのインスピレーションイメージで前に進む技法、その背景には関西、岡山、動物、自然、不自然、隠と陽、裏と表、鉄、木、ストリート、プロレス、など身近な物が隠れている最近の作品では類を見ない作風「ワイヤーワーク」に取り掛かる、そのラインはとても慎重で美しい作業作品に対しての「気」。
いつも気にしている部分は鉄の素地の持つ色味や独自の錆方や質感や溶接などの自然現象を見て触って感じて欲しい。 ついつい伝わらない物になってしまう事もあるが、、、
その感性はいつしか隠す美学やマスクレスラーの美学などに精通する。
所謂、隠れた部分に力量を注ぐ「気の利いた謎めいた作品」。近年では新しい試みとしてグラフィティーアーティスト「ZENONE」との共同作品やハイセンス自転車ブランド「cycroc」など、と合同展示会などで新な可能性を引き出し、記憶に残る実績を作る。GRAND COBRAが相手の頭を包み込むように自分の手で掴み、両のこめかみを、挟みこむ。

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堀江 美佳

1984年、京都に生まれる。京都造形芸術大学 情報デザインコース在籍中に写真と和紙表現に出会う。2008年、渡英。キングストン大学修士課程にて現代美術を専攻する。日本を象徴する梅干しをモチーフにして制作す意義を見出す為、そして日常生活に潜むユーモアを表現する為に様々な表現技法を用いて制作を行う。 2013年より、石川県加賀市に拠点を移し、アトリエmumeを構える。純粋な紙への想いと美術としての写実的表現を展開する。紙素材から表現・展示まで徹底した自然主義の思想が1枚1枚の和紙にこめられている。

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ZENONE[GRAFFITI ARTIST]

1973年大阪府出身。90年代初頭にスプレー缶を握り始めて以来、独自のグラフィック活動を続ける大阪を代表するオールドスクール・グラフィティライター。数々のグループ展、個展での作品発表の他、有名ファッションブランドとのコラボレーションや世界各地での壁画製作等ジャンルレスな表現活動を展開。その独自のジャパン解釈とアメリカが融合調和された作品は、国内外で高く評価されている。